OKサトウタナカ

その時々の興味あることを節操なく書き綴っていきます。

バーでひとり飲みする時は音楽にこだわった店を選べ

 2週間前に開催された阿佐ヶ谷飲み屋さん祭りに参加した。新規ばかり11軒回ったうち、ブルースバー“CHICAGO”は大当たりだった。店名通りで、ブルースを聞かせるカウンターだけの狭いバー。飲み屋さん祭りだからか、その日はモータウンサウンド特集の映像が流れていた。モータウンの音楽がそうさせるのか、バー全体の空間が心地よいのか。なぜか、ワイルドターキーのロックがえらくおいしく感じた。グラスも氷も凝ってない、普通のバーボンのロックなのに。

 おいしい酒を飲むには、音楽はいかに重要かとこの店に気づかされた。こじんまりとしたバーで一人飲むには必要不可欠といっていい。BGMでなく店主が選んだ音楽が店の空間を築いていく。いっつも同じ曲をかけていたら、いくらいい酒を出されても足が遠のいていく。

 この話を昨日、CHICAGOのすぐ近くにある“十六夜”のマスターに話したらまったくその通りと盛り上がった。ここはレコードが聞けるのがありがたい。客は私一人なので、少し音を大きめにしてビートルズキャンディーズ大貫妙子などを楽しんだ。やはりレコードの音はやわらかくてCDとは違う味わいがある。純米 東北泉をくいくい飲みながら、酒と音楽に酔いしれた。

 こんな当たり前のことにようやく気づいた。宅飲みする時も同じだ。これから、飲む時の心地よさを意識して、部屋を整理していこう。

オレンジジュースに嫌われている

※2013年8月10日に書きました。

オレンジジュースが当たらない。フィボナッチ・ラインでの戻しを狙って2回買いを入れたけど、ことごとく外した。暖房油は前回に続き連勝したけど、指値が弱気で少ししか儲けられない。

 

OJ SEP13

1,000lb. ask 138.55 close 136.05 -2418JPY

1,000lb. ask 136.11 close 133.75 -2282JPY

HO SEP13

500gal. ask 296.44 close 297.44 +479JPY

TOTAL -4222JPY

タイトルを変更

 タイトルを変更しました。自分の本屋を開くために着々と準備する日々を書き綴るブログにします。腹を括ったというか、退路を断つといったほうがいいか。どんな本屋にするかは、まだ決まっていません。時間をかけて試行錯誤してオープンにこぎつけたいです。これまで気まぐれに書いた記事は、こっちにすべて移行してまとめる予定。そろそろギアをあげていかないと、後がない。

バランタイン17年を飲む至福の時間

 11日で35歳になった。淋しいことに一人で祝い酒を飲むために向かったのは、まず新宿BERG。ラタトゥユと生ビール、追加で岩手の日本酒タクシードライバー。いまの気分にぴったり。BERGのラタトゥユはローズマリーを使っていて、野菜の味と一緒に口のなかいっぱいに広がった。2軒目は日比谷バー・新宿4号店。今月は、バランタイン17年のボトルがとても安くボトルキープできるので、それが目当てだった。あとは、誕生月が半額なのもうれしい。祝日の午後8時を回ったのに店内はがらんとしていた。さっそくボトルを口開けして、一杯目はソーダ割り。12年と飲み比べればわかるが、明らかに香りが違う。上品で飽きが来ない。シングルモルトにどっぷりはまるのもいいが、ブレンデットの美味しさがわかった時、ウィスキーの世界が広がっていく。二杯目は、水割り。ミキシンググラスを使ったフロートスタイル。これがどっしり重くて、じっくり飲めるから驚いた。17年を味わうには、これが一番じゃないかな。次は、ハーフロックソーダ。水割りの余韻を壊さず、穏やかな味になっている。もちろん、酒の量は調整してあるのだろうけど、バランタイン17年でこれだけ楽しめるとは思わなかった。バーテンダーのOさんのおかげです。もう1本キープしたくなるくらい。それぐらいおいしくて飽きないのがバランタイン17年。いつ飲んでも飽きないのがポイント。ウィスキーに興味ある人は、まずソーダ割りを頼んでみるのがいいでしょう。

バランタイン17年 [Ballantine's] 香るウイスキー バランタイン

何をするかより誰とするか

 偶然なのか。「面白法人カヤック」と「Wantedly」が同じ理念を語っていた。誰とするかが大事で、それによって仕事が決まり、面白くなる。そのバランスや収益を上げることは難しいのは想像に難くないが、ソーシャルを言い換えるとこれにあたると思う。

 Wantedlyは、今日、たまたま、ネットサーフィンしていたらたどり着いた。ソーシャル・リクルーティングの仕組みを立ち上げた企業で、enやマイナビリクナビNEXTとは一線を画している。日本仕事百貨とも異なる。facebookのアカウントでログインできるのが、このサービスの肝。求人している企業と知り合いがつながっているとか、応援したい企業の募集要項をツイッターでつぶやくとか。ここまでだったら普通のことだが、とりあえず話を聞きたいからオフィスにお邪魔する(先方がOKすればの話)、一緒にランチをするなど、まずは会社を知ってもらうことに力を入れている。それは、集まってくる企業がスタートアップしたばかりというのもあるだろう。

 とにかく、このWantedly。「誰と仕事をする」を軸としてリクルートしている。facebooktwitterを積極的に使っていれば、チャンスが広がるともいえる。で、意外な人が求人企業とつながりがあることも一目瞭然。Webマガジンを読む感覚で訪れてみてほしい。面白法人カヤックも。

 これは、酒や旅にも通じて、誰と飲むか、誰と旅するかが大事で、何を飲むかどこへ行くかはさほど重要ではない。深い。

アイルランド紀行

※ 2013/4/28にこの記事は書きました。

アイルランド紀行 - ジョイスからU2まで (中公新書)

アイルランド紀行 - ジョイスからU2まで (中公新書)

 

 世界で言葉が最も濃い地。この帯文が目に飛び込んできたので買った一冊。ロックバンド・U2が、なぜイングランドでなくアイルランドから生まれたのか。 かねがね疑問だったが、この本にその答えの一つが書いてあった。<一口サイズのブンガク>を口にほおばりながら、アイルランド全土に散在するゆかりの地や 建物を巡ることができる。
 紹介されるブンガクは、古典から現在の詩人や映画監督まで幅広い。強烈な皮肉と世の中を斜めに視る癖が脈々と受け継が れていることがわかる。それは、中世までに遡る宗教や政治の争いがもとになっている。筆者は、ダブリンに二つの大聖堂と一つの仮聖堂がなぜあるのか。U2 「地の平和」の歌詞に込められた北アイルランド和平協定をぶち壊した爆弾テロ実行犯への怒り。他にも幾多の例を挙げながら、歴史上の重要な出来事を随所に 挿入している。読み終えた後、帯文が腑に落ち、アイルランドへすぐ旅立ちたくなった。