OKサトウタナカ

その時々の興味あることを節操なく書き綴っていきます。

じぇじぇじぇ

 宮藤官九郎の狙いと自分のツボが合わなくてこれまで苦手だったが、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」はハマった。4月は見てなく5月から見始めたのが悔やまれる。無料動画をネットサーフして探しているけど見つからないのが残念。

 主人公の天野アキと相方の足立ユイが出会うのは岩手の久慈。北三陸。2011年8月末に震災の地に金を落とす目的で旅して訪れた場所。滞在時間は、24時間に満たなかったけど生うにと椎茸の肉詰めが旨かった。ドラマにも出てくるうに丼がまずいわけがない。海女センターは津波の影響で閉鎖されていた。あとは、母親役の小泉今日子山口百恵松田聖子、ピンクレディーなどのアイドル論を語るシーンは必見。「なんてたってアイドル」を歌った人が語るアイドル論は説得力がある。それをぶっ壊した張本人なんだから。

 秋元康似のアイドルプロデューサー荒巻は、古田新太。これが憎い。憎たらしい。大衆が思い描く秋元康の雰囲気をそのまま体現している。今日の回は、花巻出身の芸人・三又又三が通行人で出てきた。本編には全くからまないけど、水道橋博士著「藝人春秋」に書かれていた図太い生命力を見せつけていた。

 細かいところでは、田原俊彦のモノマネ芸人が出てきたり、酔っぱらって歌う鼻歌がBOΦWY「NO NEWYORK」だったりと1980年代テイストが満載。昨今の80年代リスペクトの空気に合わせたかのよう。一番大きな収穫は、音楽担当の大友良英を知ったこと。自分の好みに合いそう。岩波書店から出版された本を買ってみようかな。サントラはもちろん買うけど。9月末まであと2か月半。どうなるか楽しみ。