OKサトウタナカ

その時々の興味あることを節操なく書き綴っていきます。

バーでひとり飲みする時は音楽にこだわった店を選べ

 2週間前に開催された阿佐ヶ谷飲み屋さん祭りに参加した。新規ばかり11軒回ったうち、ブルースバー“CHICAGO”は大当たりだった。店名通りで、ブルースを聞かせるカウンターだけの狭いバー。飲み屋さん祭りだからか、その日はモータウンサウンド特集の映像が流れていた。モータウンの音楽がそうさせるのか、バー全体の空間が心地よいのか。なぜか、ワイルドターキーのロックがえらくおいしく感じた。グラスも氷も凝ってない、普通のバーボンのロックなのに。

 おいしい酒を飲むには、音楽はいかに重要かとこの店に気づかされた。こじんまりとしたバーで一人飲むには必要不可欠といっていい。BGMでなく店主が選んだ音楽が店の空間を築いていく。いっつも同じ曲をかけていたら、いくらいい酒を出されても足が遠のいていく。

 この話を昨日、CHICAGOのすぐ近くにある“十六夜”のマスターに話したらまったくその通りと盛り上がった。ここはレコードが聞けるのがありがたい。客は私一人なので、少し音を大きめにしてビートルズキャンディーズ大貫妙子などを楽しんだ。やはりレコードの音はやわらかくてCDとは違う味わいがある。純米 東北泉をくいくい飲みながら、酒と音楽に酔いしれた。

 こんな当たり前のことにようやく気づいた。宅飲みする時も同じだ。これから、飲む時の心地よさを意識して、部屋を整理していこう。