OKサトウタナカ

その時々の興味あることを節操なく書き綴っていきます。

【読みかけ】戦後短編小説再発見4 漂流する家族

戦後短篇小説再発見4 漂流する家族 (講談社文芸文庫)

戦後短篇小説再発見4 漂流する家族 (講談社文芸文庫)

 実家の本棚を整理したら、たまたま出てきたのがこの文庫本。これまで小説なんてロクに読んだことなかったら、短編なら読めるだろうと思ってページをめくりはじめた。短編小説は作家の力量がはっきりと出るとよく言われるけど、3作品を読み終えて、すでに実感している。安岡章太郎以外は、はじめて見る作家ばかり。いろんな作家を知るきっかけになるのも、短編小説集のよいところだと思う。その時の社会の空気を取り込んでストーリーを作っているから、フィクションでありながらノンフィクションの側面もあるのがおもしろい。